drag_handle
chevron_left News
chevron_left News
「ウェルネス&トラベルサービスと低刺激スポーツウェア」を開催
Digital X Medical Open Innovation
April 18, 2022
BrainEnergyは、日本航空株式会社様、グンゼ株式会社様をお迎えして、「ウェルネス&トラベルサービスと低刺激スポーツウェア」というテーマで3社対談を行いました。消費者との多様な接点をもつ両社が展開するヘルスケア関連の事業紹介を通じ、身近な製品サービスの付加価値としての健康QOL向上について、最新事例も交えながら活発な議論が行われました。

【対談の背景と内容】
スマートウォッチやウェアラブルデバイスによる健康管理が一般化し人々の健康意識が高まる中、2022年時点で、世界の健康・ウェルネス市場規模は4.8兆ドルに達しました。医療や健康のみならずライフスタイルの多くの分野が関わってくることから産業の裾野は広く、多様な業界がウェルネスに関する企画やサービスを立ち上げています。健康的な製品への需要や衛生に関する意識の高まり、また消費者の多忙で座りがちなライフスタイルや、血圧、糖尿病、精神障害など様々な慢性疾患の蔓延が、健康・ウェルネス市場の主要な促進要因となっています。さらに、女性人口の増加や、美容・アンチエイジング製品、健康食品への関心の高まり、旅先で様々なレクリエーション活動を行うウェルネスツーリズムなど、世界の健康・ウェルネス市場の成長を後押しする要因は多様です。

本対談において、日本航空様からは、同社が展開するウェルネス&トラベルサービスの概要や構想を紹介いただきました。同社は、歩数をためてマイルを獲得できるプランの提供を通じ、ユーザーの健康体験向上を目指した取り組みを推進されています。ユーザーは専用アプリとスマートフォン歩数計測機能を連動させ、目標歩数を達成するとマイル獲得が可能で、オーディオブックやヨガスタジオ、スポーツクラブでの特典を得ることができます。対談では、健康価値提供のための課題やアイデア等について議論が行われました。

グンゼ様からは、人々のQOL向上に貢献する製品について紹介いただきました。同社は繊維素材技術をベースとして、医療機器としての生体吸収性材料の研究開発や用途探索を積極的に進められています。同社が強みを持つアパレル分野では、皮膚の悩みをもつ患者向けの衣料を開発されており、乳がん術後や皮膚の悩みをもつ消費者向けに低刺激製品を提供されています。また、フィットネス分野では、自治体や医療機関と連携しながら、QOL向上を目的とした新しいスタイルのクラブ運営も目指されており、運動体感プログラムや腰痛予防、姿勢チェックなどの取り組み事例をご紹介いただきました。アパレルと未病というキーワードを組み合わせ新たな事業価値創造に向けた構想をお話いただきました。


【オンライン対談の開催概要】
▪参加者: 日本航空株式会社様
     グンゼ株式会社様
     BrainEnergy株式会社
▪トピック:ウェルネス&トラベルサービスと低刺激スポーツウェア

【ご参加者様概要】
▪日本航空株式会社様
日本を代表する航空会社のひとつで、国内外の路線ネットワークを展開しています。優れたサービスと安全運航に努め、多くのユーザーから信頼されている航空会社です。エコロジーに配慮した運行や観光振興にも力を入れ、持続可能な社会に貢献しています。

▪グンゼ株式会社様
日本の繊維製品メーカーで、下着や靴下、インナーウェアをはじめ、スポーツウェアや生活雑貨など幅広い商品を展開しています。高品質で快適な製品の提供を通じ、消費者の日常生活のサポートに貢献しています。環境に配慮した製品開発や地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

▪BrainEnergy株式会社
BrainEnergyはこれまで国内・海外の医療機関や研究施設と膨大な中枢神経データを解析してきた実績があり、脳活動と身体の働きをサポートする技術開発やバイオフィリックデザインとデジタル医療技術による空間構築に取り組んでいます。