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「ウィルス高感度検出技術と血液診断技術の展開」を開催
Digital X Medical Open Innovation
November 10, 2021
BrainEnergyは、堀場製作所株式会社様、JNC株式会社様をお迎えして、ウィルス高感度検出技術と血液診断技術に関する3社対談を行いました。生化学分析、感染症迅速診断、血液診断等の領域で先進的な事業を展開されている企業様と、デジタル医療領域で実績のあるBrainEnergyが医療技術創出における技術の方向性や課題などについてディスカッションを展開しました。

【対談の背景と内容】
世界の血液分析市場は、世界的な感染症有病率の上昇や、疾患検出・早期予防へのニーズの高まりから2030年までに58億米ドルに達すると予測されています。各国のヘルスケアセクターの成長、血液検査の迅速化や手軽な医療サービスの拡充などにより、同市場はさらなる成長を期待されています。

新たなパンデミックである新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりにより、遺伝子検査試薬・装置の市場規模も合わせて拡大しています。日本国内でも感染拡大に合わせ、医療機関・臨床検査センターなどの検査体制拡充、検査試薬開発や薬事手続きの迅速化が進み、メーカー各社も関連遺伝子検査薬や装置を展開しています。

さらにコロナウイルス変異株の監視体制強化に伴い、新たな検査手法の開発も進むと見られており、ウイルス検査の需要は継続すると見られています。この他にも細菌検査、免疫血清検査、生化学検査など、検査領域市場は感染症を中心に市場が拡大しています。

堀場製作所様は、同社で展開する血球計測や血液分析等について取り組みを進めており、同社は血球計測、糖尿病関連、免疫測定の領域で、検査センターの運用に合わせた装置展開を積極的に進めています。JNC様は、ウイルス迅速高感度検出技術や、血液診断技術などに関して最先端の研究開発に取り組まれており、参加者からはコロナ渦の影響でウイルスの検出技術や分離技術のニーズは高まっているためより迅速かつ安価な診断技術の製品化への期待の高まりが指摘されました。


【オンライン対談の開催概要】
▪参加者: 堀場製作所株式会社様
     JNC株式会社様
     BrainEnergy株式会社
▪トピック:ウィルス高感度検出技術と血液診断技術の展開


【ご参加者様概要】
▪堀場製作所株式会社様
分析計測機器の総合メーカーで、「自動車計測」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」の各セグメントで事業を展開しています。粒子計測、元素分析、分光分析、微小領域分析等の独自コア技術で各セグメントに向けた先端的な装置を販売しています。

▪JNC株式会社様
液晶・有機EL等の電子材料から複合繊維等の日用品材料まで様々な独自素材を展開しています。肥料や塩化ビニール樹脂、薬品、ポリプロピレン、合成繊維、ファインケミカル等、多岐にわたる技術開発、製品開発で日本の化学産業に貢献してきました。

▪BrainEnergy株式会社
BrainEnergyはこれまで国内・海外の医療機関や研究施設と膨大な中枢神経データを解析してきた実績があり、脳活動と身体の働きをサポートする技術開発やバイオフィリックデザインとデジタル医療技術による空間構築に取り組んでいます。